「どんな事を書いたら多くの人が来てくれるのだろう・・・」
見学会や勉強会を告知する時、こんな風に考えたことはないでしょうか?
せっかくイベントをするなら、出来るだけ多くの人に来てもらいたいと考えるのは当然ですよね。
ですが、読んだ人が「行きたい!」と思えるような魅力的な告知を書くのは簡単ではありません。
プロのライターの人ですら苦労する分野です。
しかし、そうは言っても、告知は必要なので、一つおすすめの方法があります。
それは、人から読まれやすい「構成」に当てはめて書くということです。
世の中には告知の文章にあふれているので、それ相応の情報もあります。
その中には、人間の行動心理に基づいて作られた文章構成というのもあります。
この構成さえ押さえておけば、誰でも簡単に成果が出やすい告知文章が書けるということです。
そこで、今回は、見学会や勉強会の告知などに使える告知の文章構成と例文を紹介していきます。
人間の4つの行動タイプ
まず、文章構成の説明に入る前に、人の行動心理についてお伝えしておきます。
これは、人間の4つの行動タイプと言われるもので、
人は性格やそれについての知識レベルによって、行動するキッカケが異なり、その違いは4種類に分かれると言われています。
つまり、多くの人を行動させる文章を書くには、誰がどの行動タイプかわからないので、
文章の中にこの4つの内容を最低限入れておく必要があるという事です。
(例)見学会の場合
- Why=なぜ、その見学会に行くべきなのか?
- What=その見学会はどんな見学会なのか?
- What if=もし、参加するどのような変化があるのか?
- Now=今何をするべきなのか?
これは、文章に限らず、プレゼンなどの多くの人の前で話す時にも共通することなので、是非、覚えておきましょう。
文章構成
では、構成の説明に入っていきますが、
告知の文章は、わざわざお金を出して買った「本」とは違い、興味がないと思われた時点で続きを読まれなくなります。
なので、いかなる場合でも、読み手の興味を惹きつけてから、本題に入る事がポイントです。
チラシでもネットでも、写真やデザインで目を引く事は可能ですし、それもすごく重要なことですが、
興味を持って読んでもらい、最終的にイベントに行きたい!と思ってもらうには、
まずは、見込み客にとって「この告知は私にとって重要だ!」と思ってもらう文章が必要となってきます。
そして、これらを踏まえると、鉄板の文章構成はこのような順番になります。
簡単に説明すると、読み手の今の「問題」を提起することで興味を引き付けて、その解決方法と読者が今とるべき行動は何なのかを教えるという流れです。
では、各パートの役割を勉強会の告知を例にして説明していきます。
問題提起
読み手の問題や悩みを教えてあげて、その解決方法を教えるパート。
勉強会の場合は、「あなたは◯◯の勉強が必要ですよ」と伝える部分です。
文章を考える時は、
読み手が「そうそう」→「そうなの?」となるように、
「この勉強会に参加する人は、どんな問題や悩みを抱えているだろうか?」と考えて、
勉強会に参加することで解決できる問題を書き出します。
例
「家づくりをはじめようとしているけど、何から始めたら良いかわからない・・・」
こんなお悩みはありませんか?
そのような方は、まず「家づくり全体」でどれくらいの費用が必要なのかを知る事から始めなければいけません。
Why
問題の解決策に対しての、「なぜ」を答えるパート。
なぜ、そうする必要があるのかを答える文章が必要となります。
例
なぜなら、多くの場合、注文住宅の参考価格は建築費用だけの価格で、
家づくりにはその他に多くの費用が必要となってくるからです。
What
それは何なのかを答えるパート。
イベントの概要について書きましょう。
例
そこで、◯月◯日に、これから家づくりを始める方向けに、「家づくりとお金」に関する勉強会を開催致します。
この家づくり勉強会では、以下の内容が学べます。
・新しい家で暮らすまでの全体の費用
・削って良い予算、削ってはいけない予算
・現在使える補助金
What if
それをすることで、どのような変化が起こるかを書くパート。
参加することで得られるメリットや、参加しないデメリットを書きましょう。
例
この勉強会では、家づくりに必要なお金の知識は一通り学べて、個別の質問なども受け付けますので、
一度、参加するだけで、本を買ったりネットで調べたりする手間もなくなりますよ。
Now
読み手が今何をするべきかを教えるパート。
告知の場合は、「ここにお電話下さい」など読者にとってもらいたい行動を書きましょう。
例
もし、少しでも興味のある方は、◯◯◯までご連絡下さい。
定員に達し次第受付は終了となりますので、今すぐのご連絡をおすすめします。
勉強会の例文
先ほどまでの例を繋げると以下の通りになります。
「◯月◯日家づくり勉強会開催!!」
「家づくりをはじめようとしているけど、何から始めたら良いかわからない・・・」
こんなお悩みはありませんか?
そのような方は、まず「家づくり全体」でどれくらいの費用が必要なのかを知る事から始めなければいけません。
なぜなら、多くの場合、注文住宅の参考価格は建築費用だけの価格で、
家づくりにはその他に多くの費用が必要となってくるからです。
そこで、◯月◯日に、これから家づくりを始める方向けに、「家づくりとお金」に関する勉強会を開催致します。
この家づくり勉強会では、以下の内容が学べます。
・新しい家で暮らすまでの全体の費用
・削って良い予算、削ってはいけない予算
・現在使える補助金
この勉強会では、家づくりに必要なお金の知識は一通り学べて、個別の質問なども受け付けますので、
一度、参加するだけで、本を買ったりネットで調べたりする手間もなくなりますよ。
少しでも興味がある方は、◯◯◯までご連絡下さい。
定員に達し次第受付は終了となりますので、今すぐのご連絡をおすすめします。
まとめ
今回、紹介した例文は勉強会ですが、
この構成を使えば、どのような内容でも、興味深い告知文章が書けます。
チラシの場合書ける範囲が決まっているので、文章の長さや書く位置などの工夫は必要ですが、人が「行きたい!」と感じる心理は同じなので、今回紹介した構成を基準に、是非、取り組んでみて下さい。
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