もし、あなたが、今、あなたの会社の建築の技術や扱っている商品に自信があるなら、
あなたは、あなたが思っている以上に、専門家になっている事を自覚しなければなりません。
なぜ、いきなり、このような事を言うのかを言いますと、
建築の技術や商品に自信がある人ほど、自分の中の常識がお客さんにとっての非常識だということを自覚していない事が多いからです。
あなたが、今、その技術や商品の良さを感じられるのは、あなたが建築の経験や知識が豊富にあるからです。
お客さんは、あなたが思っている以上に建築の事は何も知りません。
つまり、知識がないお客さんに、技術や商品の良さを伝えるには、あなたが思っている以上に、わかりやすく伝える意識が必要だということです。
そこで、今回は、お客さんに、わかりやすく物事を伝える時に意識するべき3つのポイントを紹介します。
1. 結論ファースト
多くの人は、小さい頃からの学校教育の影響で、何かを伝える時は「起承転結」というイメージを持っていますが、
これは、大きな間違いで、
実際に何かを伝える時は、「結論」から話す方が相手に伝わります。
結論から伝えることで、聞き手は、その話しが何について話しているのかを知った状態で聞けるので内容を理解しやすいのです。
逆に、話しが無駄に長い人や、何を伝えたいのかわからない話し方をする人のほとんどが、
最初に、ダラダラ説明してから、その話しの結論を話しています。
質問された時や、何かを説明する時は、結論から話す事を意識しましょう。
(例)
×断熱性が高い家にすると、外気の影響を受けにくくするので、断熱性が高い家は冬でも寒くないんです。
◯ 断熱性が高い家は冬でも寒くありません。なぜなら、断熱性が高い家にすることで、外気の影響を受けにくくするからです。
2.理由を分けて話す
最初に結論を伝えると、次は、必然的にその理由を伝えることになりますが、
その際は、「そうなるのは3つの理由があります」など、
出来るだけ理由を分けて説明するようにしましょう。
そうすることで、理由をだらだら話すより、聞き手側も次の展開がわかるので聞きやすく理解しやすいです。
理由は、3つくらいが説得力があり、無駄に多すぎないのでおすすめです。
(例)
断熱性が高い家にすることは暮らしを豊かにすることです。
理由は3つあります。
一つ目は、冬でも寒くない家になるので・・・になります。
二つ目は、光熱費が安くなるので・・・になります。
三つ目は、家の中の温度差少なくなるので・・・になります。
このことから、断熱性が高い家にするという事は、暮らしを豊かにすることなのです。
3. 相手が理解出来ることに例えて話す
お客さんに、専門的な話しをする時は、出来るだけ相手がわかるような物事に例えて話す事を意識しましょう。
人は、知らないことをわかりやすく教えてくれ人を尊敬する傾向にあるので、
相手がわかる物事に例えて話すだけで、相手からの尊敬にも繋がり、信頼されるようになります。
(例)
× 建物の断熱性が高い家は、少ない冷房で暮らせる家になります。なぜなら、熱というのは¢£%#&□△◆■!?・・・なので、断熱性が高い家は冷房の冷えを外に逃さないのです。
◯ 建物の断熱性が高い家は、少ない冷房で暮らせる家になります。クーラーボックスに入れてる飲み物は冷えてる時間が長いですよね?
断熱性が高い家も、これと同じで冷房の冷えを外に逃さないのです。
まとめ
お客さんに技術や商品の良さを伝えるには、あなたが思っている以上に、わかりやすく伝える意識が必要です。
意識するだけでも、全然違うので、お客さんと話す時は、わかりやすくを意識して話すようにしましょう。
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